■炭鉱の繁栄で賑わった町の、栄華の名残をたどる

福岡県の飯塚は筑豊炭田有数の炭鉱の町で、市街には労働者ゆかりの町並み、郊外には炭鉱ゆかりの史跡が残ります。和菓子や粉物にホルモンなど、炭鉱の労働者に人気を博した独自の食文化も。今も残る名残をたどり、往時の賑わいを想像してみましょう。

写真提供：福岡県観光連盟（嘉穂劇場内観）

〈歩いたルート〉
・JR新飯塚駅→飯塚市歴史資料館→後藤寺線→飯塚病院→しんいいづか商店街→芳雄橋→ 旧住友忠隈炭鉱のボタ山→吉原町→飯塚セントラル劇場→嘉穂劇場→東町商店街・本町商店街・長崎街道→曩祖八幡宮→飯塚緑道公園→三菱飯塚炭鉱石炭巻上機台座→ 旧伊藤伝右衛門邸

〈本ムービーの主な見どころ〉
・飯塚の炭鉱史にまつわる展示の、飯塚市歴史資料館
・セメント事業の輸送を担った、後藤寺線
・麻生商店の事業の一つだった、飯塚病院
・新飯塚駅前に広がる、しんいいづか商店街
・飯塚の遠賀川を挟んだ市街を結ぶ、芳雄橋
・現存する日本最大のボタ山、旧住友忠隈炭鉱のボタ山
・飯塚屈指の夜の繁華街、吉原町
・飯塚の大衆演劇の殿堂、飯塚セントラル劇場
・労働者の娯楽だった劇場、嘉穂劇場
・かつての長崎街道沿いのアーケード、東町商店街、本町商店街
・長崎出島から小倉を経て江戸を結んだ、長崎街道
・飯塚の町の氏神、曩祖八幡宮
・かつての飯塚川を埋め立てた、飯塚緑道公園
・坑口からの巻上機が据えられていた、三菱飯塚炭鉱石炭巻上機台座
・炭坑王と呼ばれた伊藤伝右衛門の邸宅、旧伊藤伝右衛門邸
・高原銘菓チロリアンの、千鳥屋本家
・銘菓ひよ子の製造販売元、ひよ子本舗吉野堂

Iizuka in Fukuoka Prefecture is one of the leading coal mine towns in the Chikuho coalfield, with the townscape related to workers in the city and the historic sites related to the coal mine in the suburbs. There is also a unique food culture that has gained popularity among coal mine workers, such as Japanese sweets, powder and hormones. Follow the remnants that still remain and imagine the bustle of the past.